第4回≪今こそ!大谷選手から学ぼう!メジャー級目標設定術!≫

◆ISO×世の中

◆今日のポイント

「華やかに活躍している人こそ目標設定は地道に丁寧に実践している」

【ジュネーブ磯六の秘密の勉強会議事録】にようこそ起こしくださいました。

※ISO9001ってなに?という方。まずはこちらへ↓↓

突然ですが、大谷選手って凄いですよね!!

はい。唐突に始めてみました。すみません。大谷選手ってだけでパワーワードなので、もういいかなと。

では、目次をご覧ください。

大谷翔平選手をISOで切取ってみる

大谷選手、世界で輝いてますねぇ。

元高校球児で大の野球好きの私としては本当にうれしい限りです。

昔イチロー選手のニュースを毎日追っていた少年時代の感覚を思い出します・・・(年齢そこそこバレる)

ということで今回の記事は何かというと

大谷選手も行き当たりばったりでメジャーの一流プレーヤーの仲間入りをしたわけではなく、ちゃんと目標設定をして、それに向けて地道な努力をして成長していった背景があります。

なら我々も大谷選手とまではいきませんが、自分たちなりの行きたいところへ向けて具体的な目標設定してみませんか?という内容でございます。

ただ、目標を決めたあと具体的にどうやって進めていったらいいのかわからないですよね…

それに、一度目標を立てても、途中で面倒くさくなって、それより他に気になるネトフリの動画やゲームが出てきたからなぁ、ちょっとだけそっち行こうかなぁ・・・

・・・って言ってたら気づけば深夜2時!?

ってなりますよね。

そんな時にはぜひ「ISO9001 6.0 計画」という考え方を参考にしてみてください。

この目標設定をすれば、正直さぼれなくなります。

なぜなら生活の中に継続を植え付けていくことを前提に作られた方法だからです。

なので、先にISOの計画策定術をお伝えしてから、大谷選手の目標設定術をご紹介したいと思います。

はやる気持ちはわかりますが、まずは全体を知ってからのほうが頭に入ってきやすいので、ぜひ最初からご覧ください。

この内容をしっかりと実践できれば、きっとあなたはメジャー級に成長されることでしょう。

目から鱗的な目標の立て方

計画策定の順序とは

目標設定の順序は5段階あります。

5段階もあるの!?って思うと最初の一歩、踏み出すの勇気入りますよね?

大丈夫です、やり始めるのは気が向いた時で構いません。

とりあえずこの記事をパラパラ読んでみて、読み終わったら気が向くまで放置していただいて構いません。

次に気が向いた時。それがあなたのベストタイミングなのですから。

だから大丈夫です。まずは流れを見てみましょう。

①目標を達成するための実施事項

目標を決めたら、達成するための戦術を決めていきましょう。

大谷選手は高校1年生の時点で戦術を8つ挙げていましたが…正直最初は多すぎて続かないと思うので、まずは3つくらいでいいでしょう。そして当然ですがその3つをクリアすれば達成できる目標を設定しましょう。

そうすることで、目標の階段が出来上がります。

大目標とか中目標とか定義はどうでもいいです。とにかく「目標を作って戦術を決める。達成したらその先の目標を決めて戦術を決める。」です。

ここで文章の流れ的に野球の例を出したいところ・・・なのですが、恐らくこのブログのターゲットに高校球児はいらっしゃらないかと思いますので

(もしいたらすみません。アメリカンノック10往復やらせていただきます・・・)

ここでは、≪仕事をしながら簿記2級をパスしたい≫という目標にしましょう。(マニアックな例を出すことで差別化を図ります笑)

その目標に対して

1.「〇月~〇月で商業簿記の教科書を3周する」

2.「〇月~〇月で工業簿記の教科書を3周する」

3.「〇月~〇月で過去問10種類全て90点以上取る」

の3つを掲げてみます。

ここで大事なのは、目標は数値化することです。数値化とは数字で表現できる状態のことです。

そうしないと明確なゴールがわからないからです。

「教科書の内容を全部覚える」とかだと、覚えたかどうかって数値化できないのでゴールがわかりませんよね。

というと「テストを受ければわかるじゃん」と思われますが、この項目の中で完結できる目標にしてください。なぜなら項目ごとにはっきりわかるものでないとモチベーションが保てないので。

②目標を達成するために必要な資源

資源とは武器です。武器は全部で6つあります。

「人」「物」「金」「情報」「ノウハウ」「時間」です。

もちろんどなたでも持っています。

これを使って説明させていただきますね。

また簿記を例に挙げますと

「人」は教えてくれる人です。スクールの講師やふくしままさゆきさんのYouTubeなどです。(システム的には動画なので「物」の括りになりそうですが、人が更新しているものなので「人」の括りにします)

「物」はテキストなどです。

「金」はそのままです。検定代が払えなければそもそも試験ができませんし、もし金に余裕があれば独学をするよりスクールに通ってしまった方が早いですしね。

リベ大の両学長は「クレアール」が安くて分かりやすいからお勧めと言っていましたね。

「情報」は試験の範囲やテストの受け方、試験会場の場所、ネット試験なら操作方法などです。とにかく情報はありったけのものを集めておいた方が有利に進むことは間違いないでしょう。

「ノウハウ」は経験です。簿記3級をパスした経験があるのなら、商業簿記はスムーズに進みますよね。学生時代に簿記の授業があった方ならそれもノウハウです。また、試験に取り組むときの準備の仕方や心の整え方もノウハウと言えるでしょう。

「時間」はそのままです。お仕事をされながら簿記を受けるのであれば時間は限られていますよね。どれだけその限られた時間をコントロールして有意義に使用するかです。

以上の6つです。

この6つの武器は網羅性があり、穴がありません。これを突き詰めることで漏れのない準備ができるのです。

この6つの資源の状況は人それぞれだからね。まずはこの6項目で自分の状況を切取ってみる。そうすると自ずと最適解が見えてくる。
面倒くさいからって何も考えず始める人も多いけど、トータルで見るとしっかり準備してからスタートした人の方が早く目標にたどり着けるよ。

そしてこの6つの武器を使って①の戦術に当てはめていきます。

例えば「テキストを3周する」という戦術に対しては

まずテキストを買わないといけないですよね。何のテキストを買いますか?「スッキリシリーズ」ですか?「ふくしままさゆきのホントにシリーズ」ですか?情報が必要ですよね。そしてそれをいつまでに買いますか?

買ったら勉強ですけど、1日何時間勉強すれば2カ月で3周できますか?ノウハウが必要ですよね?

などなどです。こうやって6項目にハメていき、目標をロジックツリーのように組み立てるのです。

③目標を達成するための役割を担う責任者

こちらはその項目ごとの責任者のことです。

個人の資格試験であればほぼ自分ですね。

会社であれば各プロジェクトのリーダーにあたる方たちです。

ここで重要なのは権限と責任はセットということです。

責任は持てるということは権限がないといけません。

逆に権限があるということは責任を負う覚悟があるということです。

ちなみにリーダーを決める立場の人の場合も、選任は慎重にしてくださいね。リーダーの力量が足りてなければそのプロジェクトは足を引っ張りますからね。

この内容については深堀してしまうと本件から脱線してしまうので、「ISO 9001 5リーダーシップ」について追々記事を書かせていただきます。

④目標を達成するための実施事項の完了時期

これは先ほどの6つの完了日をそれぞれ設けるのです。テキストをいつまでに買うのか。

情報をいつまでに集めるのか。試験の申込〆切日をちゃんと確認しておくなどです。

時期を決めておかないとこれまたモチベーション維持が難しくなりますので、しっかりと設定することをお勧めします。

⑤目標を達成するための実施結果の評価方法

目標を決めてそれに向かって行動したら、一旦立ち止まって結果を評価しないといけません。

なぜなら、評価しないと次に繋がらないからです。

もし達成できなかったとしたら原因を追究し、また再度行動をするのです。これこそPDCAです。

PDCAを繰り返すことによってスパイラルアップし、目標に近づいていくのです。

結果を見るのは結構心苦しいものです。テストの結果が出る寸前ってめちゃくちゃ緊張しますよね。

あれは「ダメだったら今までの努力が無駄になっちゃう…」といった精神的負荷が原因なのです。

人間の脳は頭がいいですから、負荷がかかることをいち早く察知し、その負荷を避けようとして身体全体に命令をします。

だから緊張するし、結果を見たくなくなるのです。

この精神的負荷を避ける考え方の1つとして、目標を段階的に作っていき、最終目標に対して今はまだ道の途中と思うことです。

そうすることで、まだ道のりは続いているのだから早く次に行かなければという意識になり、結果として目の前の精神的負荷を和らげることができるのです。

これは脳を騙していることになります。

脳をどれだけ騙せるかが嫌なことを続けるポイントとも言いますしね。ご興味あれば是非実践してみてください。

以上、長かったですね…すいませんね。でも簡単ですよね?

もちろんこの5つのステップが一つでも漏れると挫折の波が襲ってきます。逆にこの流れでしっかりと準備をしておけば挫折の波もサボり癖も襲ってきづらくなりますので是非お試しください。

大谷翔平選手の目標設定シート×ISO

さて、しっかりとした目標設定を説明した後はミクロの視点で、大谷選手が作成した「①目標を達成するための実施事項」をご紹介いたしましょう。

こちらは「曼荼羅チャート」というもので、一番大きな目標を中心に記載し、周囲9×9の合計81マスに細分化した目標を書き込むというやり方です。

まさに前述した①のわかりやすい図解化ですね。

そしてこれをISOで切取ることにより、もっと具体的な目標設定シートとなります。

それがこちらです。

これは先ほどのチャートの8つの目標の中の1つをピックアップしているのですが、別紙にこのような図を作り、各空欄を埋めていきます。

このようにすればより具体的に行動すべきこととゴールが見えていきます。

ここまで実施できれば目標設定の知識はメジャー級ですね。

A4用紙とペンがあれば簡単にできますし、パソコンでもExcelで2秒もあれば作れるので()、是非使ってみてください。

ISO的まとめ

いやはや、話は最初に戻りますが、大谷選手はオールスターでも目立ってましたね。ヒットや奪三振を取ったわけではないのにあれだけ盛り上がるのは尋常じゃないですよね。

それだけ観客が求めているものが昇華されて

「活躍しているところが見たい」→「動いているところが見たい」に変わったんでしょうね。

これはビジネスでもいえることで

「この仕事が得意の人に頼みたい」→「この人に頼みたい」に昇華できるように頑張らねばなりませんね。

本日のひとこと【華やかに活躍している人ほど目標策定を地道に丁寧に実施しています。是非この機会に具体的な目標を作ってみませんか?】

今回は以上でございます。

ではでは皆様この後もお気をつけて。

ジュネーブ磯六

≪監修≫タイムクリック株式会社

コメント

タイトルとURLをコピーしました