◆今日のポイント
「仮説と検証を軽視するべからず。勝利は仮説と検証から」
どうもこんにちは。ジュネーブ磯六です。
今回はかなり強気な題名にしました。
なぜなら、私の人生を大きく変えたきっかけが【仮説と検証を全ての事柄に当て込んで生きる】ということだったからです。
その経験を踏まえた内容なので、この記事を見ていただくだけで【仮説と検証】の本質を理解でき、すぐに実践できる考え方が身に付きます。
本当に大事な内容になりますので、ゆっくり、たっぷり、繰り返しご覧いただければと思います。
仮説と検証の本質をカンタンに説明
さて、世の中、仮説を立てられる人は沢山います。
ただ、検証をちゃんとできている人は多くはいないのではないでしょうか。
仮説仮説仮説…結果。仮説仮説仮説…結果。
こんな感じでしょうか。(ワタシです…)
ビジネスは仮説と検証を繰り返すことで、おおむね善戦することができます。
例えばクライアント宛に見積もりを書くときは
- 「この仕事はこれくらいの金額と期間だったら受けてくれるかな」→これが仮説
- 先方に見積もりを提出し、首を縦に振ってくれれば受注→これが結果
- 何故首を縦に振ったのか振り返る→これが検証
となります。
もちろんそんなの当たり前だよ!って思う方もいらっしゃると思います。ですよね。
ただ、頭ではわかっていても…
- ちゃんと3段階に分けて理解して確認しているか
- 別の事象に置き換えても実践できているか
この二つができていて初めてスタートなのです。
このことを常に頭の中に入れて物事を仮説検証で切り取って進めることができると失敗を極端に減らすことができます。
今日の天気に関してはどうだった?
それも仮説と検証ですね。
今日は天気が悪いと仮説を立てたので、折り畳み傘を持っていきました
で、どうだった?
んー雨は降らなかったですね・・・
立証されなかったね。
ぐぬぬ・・・
何が言いたいかというと、みんな無意識に仮説と検証をやっているのよ。
それを有意識でできるように訓練することが大事なの。
天気の例はみなさま結構な頻度で仮説検証をされているはずですよね。
他には時間との付き合いなどもそうです。
時間を見て、急ごうとか、ゆっくりできるとか仮説を立てています。
しかしながら、大抵の人は大事な内容ほど検証をしない傾向にあります。だから同じ過ちを繰り返してしまうのです。
簡単にできる実践編!
さぁ、ということで今回は早めにトライしていきましょう。
やり方
これは実際に師匠から出されて実践した宿題を基にしています。
冒頭の私が変わるきっかけになった宿題です!
本当に簡単なので、是非一緒にやってみてください。
まず、A4用紙を横にし、真ん中に縦線を1本いれます。
次に、左側に仮設と日付を書く欄を設けます。
最後に、右側に検証結果と日付を書く欄を設けます。
これでしまいです。
こんな感じです↓↓
日付を書く理由は、仮説には旬があるからです。
例えばですが、手持ちサイズの小型のパソコンを開発したら売れるかも!と仮説を立てた人がいるとします。
ですがそのまま行動せずにボーっと生きていたらスティーブ・ジョブスに先を越されてしまった。
的なことです。
このように簡単に作れます。
今は解りやすくするためにExcelでパパっと作りましたが、手書きの方がパパっとできるので、手書きをオススメします。
この用紙にできれば毎日5個以上仮説を立て、朝起きたときに記載します。
そして、その日の夜寝る前に結果と検証を記載していく。という流れです。
※仮説を記載するのはいつでも書いていいというルールにしても問題ありません。
実際に始めてみると、検証が一日ではできないものも多いので、検証側の空欄が少しずつ溜まっていき、仮説ばかりが増えていきます。
最初はこれが正常な状態なので大丈夫です。
(私も最大A4 2ページ分の検証が空欄のタイミングがありました…)
ですが、続けていくうちに徐々に検証が追いついていき、ちょうどいい追いかけっこのような状態になっていきます。これがベストな状態です。
できれば完全に染みつくまで半年から1年間かかるので、そのくらい続けられたらベストです。
もうあなたの世界は一変します。
気づいたら髪の毛が金色になっていて、ARの戦闘力計測モノクルが壊れてしまうほどに成長されていることでしょう。
検証後に絶対必要なこと
検証したら必ず棚卸をしてください。
今度はプライベートを例に挙げますね。
23時に寝ても6時に起きるのは辛かったな。であれば今度は22時30分に寝よう。など。必ず確認をしてください。
また、不倫をする人は大抵仮説と検証ができない人ですね。もしくは部分部分しかできない人のどちらかです。
どう考えてもマイナスしかないのに。(もし不快に思われる方がいらっしゃいましたら申し訳ございません)
大抵の失敗の原因は想像力不足です。
想定をする、つまり仮説をするときのイマジネーションが働かなかった。こんなはずじゃないと失敗した人は言います。
そういう発想をする人に限って原因は全部自分にある場合が多いです。
こういったことにならないためにも必ず≪仮説→検証≫のプロセスは自然にできるよう身に着けるべきです。
深堀して理解する
実はあの有名なフレームワークである【PDCA】も仮説検証プロセスを含んでいます。
仮説がP(プラン)
結果はD(ドゥー)の後
検証がC(チェック)
です。
結局は繰り返すことが大事というわけです。
また、【因果関係】も同じことです。
原因があり、結果がある。仮説と検証の逆になっています。検証が先に終わっていて、その原因はどこにあるかということを逆にアプローチしています。
仮説(過去) → 検証(未来)
原因(未来) → 結果(過去)
時間の流れが違うだけです。
こうやって深く切り取るだけで私はストンと腑に落ちました。
皆様はどうですかね?
理解することで行動をしやすくなると思いますので、不明点あればお気軽にご質問くださいね。
応用の必殺技
仮説を立てるのに慣れたら、次の階段を上ってみてください。
それは【MECE】という技を取得することです。
ミッシーとかミーシーなどと呼びます。(全国の三島さん的な人すみません)
知っている方もいらっしゃるかと思いますが、相違点がないか確認してみてください。
「MECEとは」
簡潔に言うと≪相互に重なりが無く、網羅性のある解≫です。
課題に対する答えを相手に伝える時にその根拠に漏れやダブりがあると、内容に関する信憑性を失ってしまうということです。
その論理を整理するルールとして使用するものです。
考え方は4つに分けられます。
- Mutually…相互に
- Exclusive…重複せず
- And Collectively…全体として
- Exhaustive…漏れがない
この4つを照らし合わせて仮説ロジックを作ることが肝要です。
ここでのポイントは、纏めた内容のレベル感を合わせるということです。
例えば、日本の温泉地のランキングをつけるために仮説を整理する際に(なんて平和な仮説…)
「大分、静岡、群馬、北海道、、、」など都道府県で並べるのはよいのですが
その中に「東北、上越」などが入ってくるとレベル感が変わってきてしまいます。
こうなってしまっては同条件で比較することができず、説得力のあるロジックを作ることができなくなります。
という感じで仮説を立てるとより具体的になりますので、余裕のある人は試しに使ってみてください。
本日のISO的まとめ
「仮説と検証を軽視するべからず。勝利は仮説と検証から」
オリンピックの関係者が続々と辞退や解任させられていますね…
もっと仮説をしっかり立てられたら、、、結果は変わっていたのではないでしょうか。
とにかく、悪い意味で歴史に残るオリンピックにならないように、新時代の幕開けのオリンピックになったと後世に残るものであることを願います。
ではでは、皆様この後もお気をつけて。
ジュネーブ磯六
≪監修≫タイムクリック株式会社
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