第1回≪ISOは個人の失敗をも救う最強ツール??≫

◆ISO雑談

◆今日のポイント

1.「ISO9001」というツールを理解して実行すれば、自分のコントロールできる範囲内での失敗や不慮の事態をうまく避けることができるようになります。

2.そのISO9001とは一体何なのか、どんな考え方なのかを知ることができます。

皆様こんにちは。ジュネーブ磯六です。

第1回目となります今回は、ISOってなに?個人に適用ってどういうこと?

ということについてお伝えできればと思います。

人間関係の悩みは尽きませんねぇ・・・

突然ですが皆様、他人と一緒に生きるってとても大変ではないですか?私はとても大変だと感じています…

ある知り合いの中堅のビジネスマンはボヤいていました。「こっちは丁寧に教えているのに部下は全然動いてくれないんだよ」と。

また、ある知り合いの女性は「彼氏が付き合い立てはすごく優しかったのに、いつの間にか冷たくなって、なんでかわからないけどどうすればいいかもわからない。」と嘆いていました。

どちらのケースも自分以外の他人と生活を共にしている時の苦労ですね。かといってそういういざこざが嫌だから独りでずっと生きていく。というのは現実的ではないですよね。生きていく上で他人との関わり合いはほぼ不可避です。

かといってどうすればいいのかやり方がわからないーーー!!無理ーーーー!!占い行くーーー!!

ってなっちゃうんですよね。わかります…

そういうスピリチュアルで瞬間的に気持ちよくなるのもいいですが、もっと現実と向き合わないと、結局目が覚めたらヤツラはそこにいるんですよね…

でも何をどうすればいいかわかりませんよね。そこで、ISOの登場というわけです。

とりあえず、ISOってなに?って感じですよね。

「磯〇水産のカニ味噌は好きよ。」じゃあありません。

ISOとはなんぞや

ISO(アイ・エス・オー)と呼びます。

ISO(International Organization for Standardization)「国際標準化機構」とは、物質及びサービスの国際交換を容易にし、知的、科学的、技術的及び経済的活動分野の協力を助長させるために世界的な標準化、

その関連活動の発展開発を図ることを目的に、1947年2月23日に発足し、本部はスイスのジュネーブに置かれている世界基準のルールを作り発行する団体です。国際的な利用を期待されて発行されている国際規格を発行する代表的な組織の1つです。

標準化に関する規格には、特定の国家内での使用を目的に発行された国家規格や、ヨーロッパなど地域レベルで制定される地域規格などがあります。国際規格はそれらの最上位に位置付けられます。すでに発行されているISO規格は20,000件を優に超えており、様々な企画が開発、発行され続けています。例えば、身近なところでは、クレジットカードの寸法もISOで標準化されているため、世界中どこに行っても同じサイズです。また、非常口のマークもISOで標準化されております。

・・・

・・・


・・・ってこんなの書かれてもよくわかりませんよね。ISO式ジョークです。

・・・あ、ごめんなさい。お願いだからページを閉じないでください。ちゃんとしたISOの説明や概要をご所望の方はその辺の教授にでも聞いてみてください。私がこのブログ上でお伝えするのは、ISOの使い方を個人レベルに変換した内容です。

話は戻りますが、超完結に言いますとISOとは「失敗しないためのルールブック」なのです。

人間が誕生し、近代化が進み、世界に会社といわれる組織が次々と生まれ、そのほとんどの数えきれない会社が失敗をし、姿を消していきました。その消えていった組織の数多くの失敗を積み重ねた末に出来上がったものこそがISOなのです。

要は失敗の結晶!人間の英知と言っても過言ではない!(過言?)

そしてこのISO、製品や物の標準化規格が多くあるため、そちらの方に目が行きがちなのですが、組織のマネジメントに関する標準化規格があるのです。その中の1つが「ISO 9001」品質マネジメントシステムです。

基本的には会社が失敗しないためにやらなければならないことが記述されていますが、会社というのは組織です。組織というのは「意識的に調整された2人またはそれ以上の人々の集団(©チェ〇ター・バーナード)」のことです。

よって「ISO9001」というのは会社だけでなく、学校のクラス、家族、カップルにも十分転用できる。というわけなのです。

ちなみにもっというと

仕事でまた失敗しちゃったーと思いながらカップ麺をズルズルしているそこのあなた。

学校の合唱コンクールで男子が全然歌の練習してくれなくて困っているしっかり者のそこのあなた。

それぞれの悩みももちろん適用範囲ですのでどうぞいらっしゃいませ。

このツールを使って一つずつクリアしていけばちゃんと解決の方向に向かうことができます。

しかも、何か喋りのテクニックとか、瞬発力とか、誰もが想像できないような発想とか。そういったセンス的なものは一切必要ありません。ただただ説明書を見ながら型にはめていけばいいだけです。楽ちんですね。

ISOの根本的な考え方

ISOの考え方は至ってシンプルです。

「間違いは必ず起こるもの。100%などない」ということを前提にして構築するのです。

性悪説のようなものですね。

「じゃあ失敗するじゃん」と思われた方、おっしゃる通りです。まさにそこがポイントなのです。

失敗を前提に準備をすることによって、失敗に気づくことができ、結果それを避けることができるのです。

そして、その準備にISOを用いることで網羅性を備えることができるようになるわけです。

ただ、組織内も組織外も常に動いていますので、網羅性については逐一チェックする必要があります。ようはPDCAを常に回してスパイラルアップを定期的に行うことが必要です。

そうです。一回で改善などできないのです。そのような魔法はこの世には存在しません。

組織をより良い方向にもっていくのは難しい。ですが、ISOというフレームワークは、過去組織が失敗した沢山の例を基に作っています。

なので、これを基に丁寧に進んでいけば失敗を前もって気づけて回避できる組織が出来上がるというわけです。

一部の天才しかできない内容ではありません。この通りやっていけば私のような平々凡々人でも理解できますし、実行できるのです。

今回のまとめ

と、ツラツラと概要だけ記してきましたが、お読みくださりありがとうございました。

ISOのこと、少しは気になっていただけましたでしょうか??

キリがいいので今回はこの辺りで終了させていただきますが、これから具体的な例をISOで切り取っていく記事を沢山更新していきますので、ぜひ定期的に覗いていただけますと幸いです。

ということで、本日は以上で失礼させていただきます。

今回の一言

「人生行く道の先々にリスクは山のように転がっています。先にリスクを見つけておけば安心ですよね」

ではでは皆様。この後もお気をつけて。

ジュネーブ磯六

≪監修≫タイムクリック株式会社

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